瞬間英作文とかいう有名な英語勉強法の効果がないことを検証してやる。【準備編】
むかしむかしあるところに、英語の点数が上がらない若者がいた。
その若者はいよいよ効率的な勉強法が分からなくなって、 助けを求めるようにGoogleノ神に向かってこう囁いた。
「英語 勉強法」
物分りの良いGoogleノ神はこのような啓示を与えた。
「ほうほう、これが先生のありがたいお言葉か。どれどれ見てみようじゃないか。
「むむ、どうやら上位3件のお言葉を聞いたところ、瞬間英作文トレーニングとやらが良いらしいぞ。」
「ほー、日本語文から英語文に直すトレーニングをしたらいいのだな、やってみようじゃないか」
「これは良い本です」
⇒「This is a good book.」
「これは塩ですか、砂糖ですか。砂糖です。」
⇒「Is this salt or sugar? It is sugar.」
「こんな簡単な方法で英語力が付くんだな!ありがたや、Googleノ神」
このように庶民たちはGoogleノ神のお言葉を間にうけ、数多の時間をその「瞬間英作文トレーニング」に費やしたのである。
しかしながら、努力の甲斐虚しく、実用的な英語力を身に付けるどころか、TOEICの点数さえも上がらず挫折し、それ以降英語を勉強することはないのであった............
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これはほぼ2ヶ月前の僕の実話です。
この瞬間英作文というのは、森沢氏が英語力向上の流れとして示した「英語完全上達マップ」の中にある勉強法のひとつで、森沢氏いわく英語のスピーキング能力は当然のこと、リスニング、読解能力さえもこの勉強法で向上するらしいです。
(詳しいことはリンク先で確認してみてください)
ネット上では瞬間英作文を含むこの「英語完全上達マップ」の評判は高く、実際にTOEICで300点なかった人が9、10ヶ月で700点、800点を超えたりと、素晴らしい実績があります。
そういった成績が急上昇した人のブログを見て、完全に森沢氏を崇拝してまった僕は、瞬間英作文のみならず、音読パッケージという森沢氏が提案しているほかの勉強法にまで手を出し、勉強してました。
「これでTOEICのスコアがグンとあがるぜー!!」と意気揚々とTOEICを受けると、前回よりもTOEICのスコアが70点も下がってしまいました。
正直1日1時間も勉強してなかったので、客観的に見れば勉強不足のせいなんですが、生まれつきクズの気質を持つ僕は
「これは勉強法が間違っている。。。」
「この勉強法で点数が上がった人は、元から英語の能力が高かったんや」
「俺は英語の才能ないから無理」
と結論づけました。
しかし何の証拠もなくそんなことを言っても、ただの負け犬の遠吠えです。
そこで2ヶ月の春休みを使って
凡人が「瞬間英作文」で勉強しても効果はない
ということを検証してみようと思います。
理系大学生の名にかけて徹底的にやってやります。
それでは手始めに、僕が凡人であることを示しましょう。
僕の平凡な英語力
一番分かりやすいのがTOEICスコアの変遷です。
2015/11/15 Listening 225 Reading 290 Total 515
2016/03/13 Listening 305 Reading 270 Total 575
2016/10/23 Listening 290 Reading 350 Total 640
2016/12/11 Listening 315 Reading 255 Total 570
完全に低空飛行してます。
3回目の結果がそこそこいいようにも思えますが、それは海外滞在効果です。
9月に一ヶ月ほどフィリピンにいたので上がったぽいんですが、よく見るとリスニングが下がってます。意味がわかりません。
多分リスニング力のポテンシャルが相当低いのでしょう。
ちなみにフィリピンに一緒に行った友達はリスニングが80点ほど上がってました。
そして問題はその2ヶ月後の最新のテストです。
海外滞在効果が一切消えて、むしろフィリピン行く前の成績より悪くなってます。
まじでキレそうでした。何のために海外行ったのか。
一応この時瞬間英作文をしたのですが、効果が無かったです。
このテストがこの記事を書いてやろうと思ったきっかけでもあります。
てか日本語のリスニング力でさえ怪しいんですよ!
講義聞いてても「なんのこと言ってんの?」っていう状態に多々陥ります。
どうやら言語関係なくリスニング能力が低いようです。
これで僕の英語力のポテンシャルの低さがわかったと思います。
では次に検証方法を説明したいと思います。
検証方法
主に以下の2種類の方法で検証していきます。
(1) 今日からTOEIC試験日までの8週間(約56日)、毎日4時間英語を勉強し、その4月の試験で前回と同じ点数をたたき出す。
(2)一週間に一回、TOEIC公式の練習問題を用いたリスニングの小テストを行い、コマメにリスニング力がついていないことを確認する。
(1)は最もわかりやすい検証方法ですが、チャンスが一回しかありません。
5月以降のTOEICも受ければいいじゃんという話ですが、春休みが終わってからはそんなに勉強時間取れない可能性があるのと、そもそも点数の上がらない勉強法を続けること自体無意味なので基本的には4月の試験一回きりです。
ただし万が一、万が一、成績が大幅に向上してしまった場合には、「効果があることを検証する」と方針を切り替えて、5月以降のテストも受けるかもしれません。
まぁ効果があるだなんてことはないでしょうが。
また4月の試験だけで判断するのは、緊張しいの僕にとってはリスキーなので、日頃から成績が伸びていないことを確認するために(2)の検証方法を設けました。
使う教材は「TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編」で、毎週火曜日にこのリスニングの問題を21問ずつ行って、リスニング力がついていないことを確認します。
ご存知のとおり、TOEICのリスニングテストは4つのPartからなり、
Part1は6問、Part2は25問、Part3は39問、Part4は30問の計100問
で構成されています。
そのため毎週の小テストはバランスを考えて、
Part2から6問、Part3から9問、Part4から6問の計21問
を前から順にやっていきます。
Part1を含めていないのは問題数が一回のテストに6問しかなく、少なすぎるためです。
4週間でだいたいテスト一回分のリスニングが終わり、余った問題をやってから、2個目のテストのリスニング問題に取り組んで行きます。
ですからだいたい8週間後の試験日あたりに公式問題集一冊がちょうど終わるといった具合でやります。
ちなみに勉強開始日の今日の小テストの結果がこちらです。
Part2 6/6 正答率100%
Part3 6/9 正答率 66.7%
Part4 3/6 正答率 50%
合計 15/21 正答率 71.4%
Part2がたまたま満点でした。これから落ちるでしょう。
目標は正答率70%キープです。
勉強方法
一応やるつもりの勉強方法も載せておきます。
(1)瞬間英作文
TOEICの解答冊子には、リスニングの英語スクリプトと日本語訳があるので、それを利用して、毎週火曜日の小テストでやった問題の瞬間英作文を行う予定です。
基本的に日本語訳見たら、ほぼ瞬間的に英訳が出てくるまで繰り返し練習します。
次の小テストを行うまでは前回小テストの英文を繰り返し瞬間英作文します。
(2)シャドーイング
(1)の瞬間英作文と同時並行で小テストのリスニング問題のシャドーイングを行います。
(3)発音練習
瞬間英作文をしていて、分からない、できない発音があったらちょこちょこ練習します。
(4)長文読解
瞬間英作文の方に余裕が出てきたら、もしくはテストが近づいてきたらTOEICのReading Partをやります。
多分音読します。
書くのが疲れたので、勉強方法は適当になっちゃいました。
暇なときに詳しく書いときます。
とりあえずこんな感じでこれから8週間勉強していきます。
毎週火曜日小テストの結果を含めてブログを更新するつもりなので、瞬間英作文の効果に疑問を持っている人は見に来てもらえると嬉しいです。